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兄弟・相続人の意見がまとまらない時の不動産売却ガイド

2025.11.29

「相続した実家を売りたいけれど、兄弟や親族の意見がまとまらない…」
「自分は売却したいが、他の相続人は住み続けたいと言っている」
「話し合っても感情的になって進まない」

このような “相続人の合意形成” に関する悩みは、相続不動産の相談の中で最も多いテーマの一つ です。
特に、実家・土地・空き家など思い出のある不動産ほど、感情が絡みやすく、話し合いが進みにくくなります。

しかし、不動産は 相続人“全員の同意” がなければ売却できません。
一人でも反対すると売れず、固定資産税や管理費などの負担だけが続くケースも少なくありません。

本記事では、兄弟・親族で意見がまとまらないときでも、
相続した不動産の売却をスムーズに進めるための 具体的な方法・解決策・専門家の活用方法
不動産と相続の弊社がわかりやすく解説します。

相続不動産は「相続人全員の同意」がないと売却できない

相続した不動産を売却する場合、
法律的に、相続人全員の同意が必要です。

なぜなら、不動産は 単純に分けられない資産 だからです。
預貯金と違い、“物理的に分割できない”ため、売却・維持・貸すなどの判断は全員で決める必要があります。

こんな場合は売却できない

  • 兄弟の一人が売却に反対している

  • 相続登記が終わっておらず、誰が所有者かわからない

  • 遺産分割協議書が作られていない

  • 実家を売るか、貸すかで意見が割れている

こうした状態で売却を進めることはできません。

意見がまとまらない“3つの原因”

兄弟間・親族間で意見がまとまらないのには、主に以下の3つの理由があります。


❶「感情的理由」思い出・愛着・親の介護など

  • 「子どもの頃の思い出があるから売りたくない」

  • 「一時的な保管場所として残しておきたい」

  • 「自分が介護してきたから、自分のものだと思っている」

感情が強く絡むと話が進みにくく、当事者同士で解決が難しくなります。


❷「損得の不一致」金額・配分・税金への不安

  • 売ったら誰がいくらもらえる?

  • 固定資産税の負担が偏っている

  • 解体や遺品整理の費用が不公平

  • 買取なら安すぎるのでは?

金銭・税金・負担の偏りはトラブルのもとになります。
また公平性が感じられないと、話し合いが停滞します。


❸「手続きが面倒で放置」→結果的に放置

  • 相続登記をしていない

  • 必要書類が揃っていない

  • 何から始めていいかわからない

  • 兄弟姉妹間のコミュニケーションが取れていない

結果として、話し合いが進まず放置されるケースが最も多いです。

意見がまとまらないときの解決策【実践編】

では、どう進めればよいのでしょうか?
実際に効果がある解決ステップを6つ紹介します。

▼ 解決策①|まず「不動産の価値」だけ先に共有する

話し合いが進まないときは、感情ではなく「数字(価値)」を先に共有するのが大切です。

👉 査定額を知らずに話し合っても、感情的になるだけ。
👉「いくらで売れるか」を共有することで、話が現実的に進み出す。

📌 無料査定 → 価格・税金・売却方法を明確にすることで、
「売る」「貸す」「保有する」の判断がしやすくなります。


▼ 解決策②|仲介と買取を比較して提示する(提案方式)

  • 高く売りたい人 → 仲介売却

  • 早く手放したい人 → 買取

  • 管理コストを抑えたい → 賃貸・管理

複数の選択肢(NOかYESだけでなく、選べる形)で提示すると、
反対しやすい人の心理的抵抗が下がります。


▼ 解決策③|費用と負担を平等にする仕組みを提示する

感情ではなく “公平感” を重視すると意見がまとまりやすくなります。

費用 公平な分け方の例
固定資産税 相続割合に応じて負担
解体費用 売却代金から自動的に差し引き
片付け・遺品整理 専門業者に一括委託

※先に売却益から費用を差し引く方法が最もトラブルが少ない。


▼ 解決策④|専門家を介入させる(当事者同士はNG)

兄弟同士の話し合いは、どうしても感情的になります。
そこで、第三者(専門家)が入ることで一気に話が進みます。

  • 不動産会社(市場価値・売却方法の説明)

  • 司法書士(遺産分割・名義変更の整理)

  • 税理士(税金・配分・確定申告の説明)

📌 感情的な話し合い → 役割・数字・公平性で整理


▼ 解決策⑤|全員が署名する「遺産分割協議書」を作成する

最終的には、「遺産分割協議書」に全員の署名・押印が必要です。

  • 売却すること

  • 誰が代表者となるか

  • 売却益の配分割合

これを文書化し、法的にも有効な形にすることで、トラブルの余地をなくします。


▼ 解決策⑥|それでも合意できない場合は?

以下の方法があります。

対応策 内容
家庭裁判所の調停 第三者を含めて話し合い
共有持分の買い取り 売却したい人だけ部分売却
持分買取→単独売却 専門会社が代理で買取

特に最近多いのが、
👉「自分の持分だけ売りたい」
👉「代表者を決めて売却したい」という相談。

当社でも、持分買取・代理売却に対応しています。

キューブのサポート内容(兄弟間調整・買取も可能)

サポート内容 対応可否
複数相続人の売却相談
家族会議の資料作成
ズーム面談・遠方対応
相続登記サポート
残置物・解体の対応
仲介・買取の比較提案
持分買取・代理売却

まとめ|相続人の意見がまとまらない時の最適解

やるべきこと ポイント
① まず査定で価値を共有 感情より数字を先に知る
② 仲介・買取・管理を比較 YES/NOではなく“選択肢”で提案
③ 専門家を介入させる 公平性・法的整理が進む
④ 協議書を作成する 全員の誤解を防止
⑤ 必要なら持分買取も検討 一人でも売却可能に

相続人の意見がまとまらない方へ

📌 自分だけが動いても進まない
📌 感情的になると話が止まる
📌 専門家が入ると一気に前に進みます

👉 キューブでは、売却・買取・持分買取・代理売却まで一括対応
👉 相続人が複数いる場合も、初期段階からサポート可能です

🔹 無料相談はこちら
🔹 売却・買取価格の同時査定(残置物OK)

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売買仲介営業

不動産売買仲介を担当し、特に収益不動産や事業用賃貸を得意としています。お客様の目的に合った最適な不動産戦略をご提案できるよう、迅速かつ的確なサポートを心掛けています。

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